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萩原祐佐(柄本時生)はその腕を認められる南蛮鋳物師。ある時、モニカ(今村祈履)と恋仲になり、結婚を決意するが宗教が壁となり、別れを告げられる。自暴自棄となった祐佐は、偶然目にした芸妓の君香(吉村涼)の大人の魅力に引き込まれていく。そこに突然、奉行所のミゲル(松田洋治)から、とある鋳物の注文が突然舞い込んだ。「キリストの鋳物を作ってほしい」しかしその鋳物は鑑賞のためではなく、切支丹(キリシタン)撲滅に利用するための「踏み絵」であった。