下面発酵
ラガービール(Lager)
下面発酵ビール総称。アルコールはエールよりも低め
ピルスナー(Pilsner)
現在、世界の主流となっているビール。ドイツ人技師によってチェコのピルゼンで誕生した。きめ細かな泡、ホップの苦味とシャープな喉越しが特徴
ウィーンビール(Wiener)
褐色のウィーン麦芽を使用したラガービール
メルツェン(Marzen)
ドイツ・ミュンヘンで、冷蔵技術が未発達だった当時は3月に仕込まれていたビール。ウィーンビールを踏襲したもので、深い味わいが特長
ドゥンケル(Dunkel)
ドイツのいわゆる黒ビールの一般的呼称。ローストされた大麦の香りとややドライな風味が特徴
シュバルツ(Schwarz)
黒ビール(「シュバルツ」は「黒」の意)。ミュンヘンが発祥。デュンケルより色が濃い。甘味は控えめ。
ミュンヒナー(Munchner)
バイエルン地方の伝統的な黒ビールで、まろやかな味わいが特長。苦味は弱い
ボックビール(Bockbier)
北ドイツ・アインベックで生まれ、その後バイエルンで広く作られるようになったビール。アルコールは高めで、香りが良く、ホップの苦味の強い高級感のあるビール
ラオホ(Raochbier=燻煙ビール)
ドイツ北部バイエルンのバンベルクでつくられる、煙の香りのするビール。ブナの木を燃やした煙で燻蒸した麦芽を使用するため、スモーキーな味わいがする
上面発酵
ペールエール(pale ale)
イギリスを代表するエールの代表。「ペール」は「淡色」の意だが、ピルスナーと比べると琥珀色度がつよい。芳醇な香りと強い苦味が特長
ビターエール(bitter ale)
イギリスで、褐色がかった淡色エールの樽詰生を特にビターエールと呼ぶ。ホップの利いた苦味のあるビールで、ドライで炭酸は少なめ。
ヴァイツェン(Weizen)
原料に小麦麦芽も使用(60%前後)したビールで、独特の香りが特長で、苦味はほとんど感じられない。酵母入りのままで飲むことが多い
ケルシュ(Kolsch)
ドイツのケルン地域でつくられるビール。苦味は弱めで喉ごしがよく、飲みやすい
マイルド(mild)・ブラウン(brown) エール(ale)
鉄鋼所労働者むけにつくられたというビールで、軽く、苦味も弱い。これを瓶詰めし、糖分を加えてさらに瓶内熟成させたのがブラウンエール
ポーター(porter)
数種類のエールをブレンドしてつくられたのがはじまり。ロースト風味とホップの苦みが利いている
スタウト(stout)
原料であるローストした麦芽(大麦そのものをつかうこともある)に由来する香りと、ホップの苦味がマッチングしたビール。世界的には「ギネス」がこのタイプの代表
アルト(Alt)
ドイツ・デュッセルドルフでつくられる、イギリスのエールの製造法をベースにつくられるビール。上面発酵特有の複雑な香味は感じられるものの、ダ-クモルトとホップの苦味が調和した、スッキリ味が特徴
下面発酵 かめんはっこう
上面発酵 じょうめんはっこう